統合失調症

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「悪口を言われていると感じる」「やる気が出ない、関心が持てない」

「悪口を言われていると感じる」「やる気が出ない、関心が持てない」

こちらのページでは、福岡の天神にある心療内科「ちひろ心クリニック」が統合失調症についてご説明しています。以下の症状の中にあてはまるものはないか、まずは確認してみましょう。

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 監視・盗聴されている気がする
  • 悪口を言われていると感じる
  • 物事に対するこだわりが強くなる
  • やる気が出ない、関心が持てない

上記のようなつらい症状、一人で抱えていませんか。適切な診察・治療を受けることで、症状を改善させることができます。気になる症状があるなら、一度当院までご相談ください。

上記症状に関するアドバイス

監視・盗聴されている気がする、悪口を言われていると感じる

「監視・盗聴されている気がする」「悪口を言われていると感じる」という状態以外にも、「誰かに命令されている」「自分の考えや行動が人にバレている」「他人から危害を加えられると感じる」といった状態や「人と疎通性がとれない」状態は、統合失調症の症状にあてはまります。

まずは家族など信頼できる人につらい状況を打ち明けてみましょう。また、心療内科・精神科でも相談を受け付けていますので、気になることがあればご相談ください。

物事に対するこだわりが強くなる

「細かいことにこだわりすぎてしまう」「ある考えに固執してしまう」ことも、統合失調症の症状にあてはまります。ただ、こだわりの強さは強迫性障害うつ病でも起こりますので、疾患の特定のためにも、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

やる気が出ない、関心が持てない

あらゆることに関心が持てず意欲がわかない、喜怒哀楽といった感情があまり出てこないといった状態も、統合失調症の症状にあてはまります。ただそれらもまた、一時的なものなのか、性格によるものなのか判断する必要がありますので、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

病気の解説

「誰かに見張られている」「尾行されている」といった被害妄想や、「誰もいないところで人の声が聞こえる」といった幻聴、「自分は天皇の子である」などと思い込む誇大妄想などが症状としてあり、もっとも多い症状が幻聴です。その内容は「自分の悪口やうわさ話をされている」「誰かに命令されている」などさまざまです。

また、意欲低下や感情の平板化、こだわり・固執、引きこもりなども症状の一つ。周囲からすれば、ぶつぶつと独り言が多くなり、理解不能な言動が目立つようになったと感じるでしょう。統合失調症は20代前後で発病することが多く、その症状は急にあらわれるここともあれば、時間をかけてだんだんとあらわれることもあります。

統合失調の3タイプ

統合失調症は以下の3つのタイプに分類されます。

破瓜(はか)型 統合失調の中でももっともよく見られるタイプで、20歳前後に徐々に症状があらわれることが多いです。症状が急にあらわれることは少ないですが、症状が長く続くことは多いです。
緊張型 20歳前後に発病することが多いタイプ。強い興奮状態と周囲に対する反応が極端に鈍くなるという正反対の症状が見られるのが特徴です。一定期間経過すると症状はよくなりますが、症状がよくなったからといって治療を中断してしまうと再発してしまいます。
妄想型 3つのタイプの中ではもっとも症状が軽く、30歳前後で発病することが多いです。症状としては妄想や幻覚が主で、それ以外の症状があらわれることはあまりありません。

当院での治療方法

幻覚や妄想などの症状を抑えるための薬を用いた薬物療法により、症状を抑えます。また、症状が十分治まった段階で、患者様のご希望に合わせて社会復帰していただくための各機関(デイケア・作業所)をご紹介することもあります。

ご来院いただいた後の注意点

  • 薬の効果などで一時的に症状が軽減しても、途中で服薬を止めてはいけません。自己判断の服薬停止は、再び症状が重くしてしまう恐れがあります。薬を飲んでいただく量や期間は、医師が患者様の状態を見極めた上で調整しています。薬を減らす・止めるタイミングについては適宜ご相談の上決定しますので、薬は用量・用法を守って正しく服用しましょう。