不安障害

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「人前で話すのが怖い」「漠然とした不安がある」
「特定の考えに捉われる」

「人前で話すのが怖い」「漠然とした不安がある」「特定の考えに捉われる」

こちらのページでは、福岡市の天神にある心療内科「ちひろ心クリニック」が不安障害についてご説明しています。以下の症状の中にあてはまるものはないか、まずは確認してみましょう。

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 人前で話すのが怖い
  • 漠然とした不安が常にある
  • 特定の考えに捉われてしまう

上記のようなつらい症状、一人で抱えていませんか。これらの症状は、何らかの強いストレスにさらされていることで引き起こされています。適切な診察・治療を受けることで、症状を改善させることができます。気になる症状があるなら、一度当院までご相談ください。

上記症状に関するアドバイス

人前で話すのが怖い

性格の問題と混同されてしまうこともありますが、「人前で話すのが怖い」という状態は不安障害の症状にもあてはまります。その他、「人前に立つ」「人の注目を浴びる」などの状況で恐怖心が強くなることも症状のひとつです。性格の問題と区別するためにも、医師の診断を受けられることをおすすめします。

漠然とした不安が常にある

「地震や事故などいつ起こるかわからないことに不安を感じる」ことは誰にでもあることでしょう。ですが、その考えがいつも頭の中でいっぱいになりったり、漠然とした不安が時々襲ってきたり、日常生活に支障をきたす状態では、「不安障害」の可能性があります。病気によるものであるか判断するためにも、一度心療内科を受診するとよいでしょう。

特定の考えに捉われてしまう・何度も確認してしまう

「家族の誰かが死ぬのではないか」「自分はとんでもないことをしてしまうのではないか」「特定の文字が気になる」といった特定の考えに固執して、それから逃れられない状態は不安障害(強迫観念)の可能性があります。また、手を何度も洗う、ガス栓や鍵の閉め忘れを何度も確認する、物の配置や並びに強くこだわってしまうといった症状(強迫行為)もあてはまります。なお、固執して気持ちの切り替えが難しい場合にはうつ病、物事へのこだわりが強くなる場合には統合失調症も考えられます。

病気の解説

社交不安障害

社交不安障害とは、「人前で話すのが怖い」「人前に立つ」「人の注目を浴びる」といった行動に強い不安を感じてしまう病気です。精神症状だけでなく、動悸や吐き気、身体のふるえなどの身体症状があらわれることも特徴で、日常生活に支障をきたしてしまいます。

全般性不安障害

通常の不安にははっきりとした理由があるかと思いますが、全般性不安障害は、地震や不慮の事故、突然の病気などいつ起こるかわからないことなど解決できない不安にいつも支配されてしまう病気です。常に不安な状態にあり、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。はっきりとした原因はわかっていませんが、過度なストレスや過剰に適応しようとする姿勢が原因となるケースが多いです。

強迫性障害

強迫性障害は大きく分けて2つの症状があらわれます。これらの症状はあらわれ始めた初期段階で治療を開始することが大切です。

強迫観念 「家族の誰かが死ぬのではないか」「自分はとんでもないことをしてしまうのではないか」「特定の文字が気になる」といった特定の考えが自分に意思に反して何度も頭に浮かんでしまう状態。
強迫行為 手を何度も洗う、ガス栓や鍵の閉め忘れを何度も確認してしまう行為の状態。

当院での治療方法

対処療法として、抗不安薬という不安を抑える薬や、SSRIという不安を改善する薬を使用する薬物療法にて症状を抑えます。また、何かと不自由なく過ごせたら根本的な恐怖への治療が必要です。また、認知行動療法や森田療法、カウンセラー(臨床心理士)によるカウンセリングなどが必要となります。パニック障害に陥ってしまっているものの考え方や捉え方、行動を見直し再発を防ぎます。

ご来院いただいた後の注意点

  • やむなく薬を使用しなくてはいけない場合は、一時的に症状が軽減しても、途中で服薬を止めてはいけません。忙しく充分睡眠がとれない方やストレスに持続的にさらされている方は、薬の服用は症状の改善に必要な事です。先々、減量や中止も可能です。自己判断の服薬停止は、再び症状が重くしてしまう恐れがあります。薬によっては離脱症状が出現しきつい思いをすることがあります。薬を飲んでいただく量や期間は、医師が患者様の状態を見極めた上で調整しています。
  • 根本的な改善を図るためには、症状を引き起こしている原因であるストレスとしっかり向き合い、症状があらわれた際の対処法を知っておくことが大切です。また、病状は一進一退しながら回復していきますので、症状の増減をあまり気にしないようにしましょう。